| フリードリヒ・メクセペル(Friedrich
Meckseper, 1936-2019)はドイツ、ブレーメン生まれ。エッチングや油彩のほか、コラージュや立体作品も発表。当初は機関車技師になるため整備士見習いをしていましたが、後に芸術の道を志し、1955~57年シュトゥットガルト公立美術アカデミー、1957~59年ベルリン芸術学校にて学びました。美術アカデミー在籍中に初めて版画を手掛け、その後次々に作品を発表し評価を高め、1963年ドイツ芸術学院ヴィラ・マッシモの奨学金によりローマに滞在、1965年ドイツ工業連盟文化協会より奨学金授与。日本でも1970年に第7回東京国際版画ビエンナーレにて国際文化振興会会長賞受賞、1990年には第1回高知国際版画トリエンナーレにて準大賞を受賞するなど注目を集め、国内で個展やグループ展に出品。
物理学や天文学に強い関心を抱いていたメクセペルの作品は、迷路や球などに加え、時計や歯車などの機械的なモチーフがミニマルな構成で描かれ、どこか神秘的で謎めいた空間となっています。実際に彼は1972年に蒸気船を設計・建造し、また、1978年を皮切りに5度にわたり熱気球でアルプス山脈を横断する冒険家としての面も併せ持ちました。
今展では、1958年から1977年に制作されたメクセペルの銅版画19点を展示いたします。この機会をお見逃しなく、ぜひご高覧ください。
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フリードリヒ・メクセペル
「Labyrinth, Regenbogen und Sonnenuhr」(迷路、虹、日時計)
1969
銅版
43.5×59.5cm
Ed. 75
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