| 「画廊からの発言 新世代への視点2026」は、銀座・京橋を中心とした8画廊が各々に推薦する新鋭作家の個展を同時開催する企画です。ギャルリー東京ユマニテでは2000年生まれの大久保智子を紹介いたします。筑波大学芸術専門学群構成領域を卒業、2025年に同大学大学院の芸術学学位プログラム構成領域を修了。在学中より関東を中心に個展やグループ展で作品を発表、「第58回神奈川県美術展」では奨励賞、博士前期課程修了時の制作展では筑波大学同窓会より贈られる茗渓会賞を受賞するなど、今後の活躍が期待される作家です。当画廊では2024年に続き2回目の個展となります。
大久保は糸を用いた立体作品を制作しています。木枠の中に寸分の狂いもなく張られた糸により色面を構成し、さらにそれを何層にも重ねていくことで生まれる糸による新たな造形表現の可能性を追求しています。糸の間隔や傾斜の角度、異なる色面の重なり具合など、ほんの僅かな位置の調整に加え、無限に存在するであろう組み合わせから綿密に選択することで、色の濃淡や全体的な色合いに表情をつけていきます。奥行数センチから数十センチ程の空間の中で完結された規則的な連なりは、静と動を併せ持ちながら、外側へと続くような空間の広がりも感じさせます。糸がない余白部分に現れるかたちや、作品タイトルにあるmoire(モアレ)のように、見る者の視覚の移動による新たな模様の出現などの面白さも作品の魅力のひとつです。
今展では新作を中心に約20点の作品を発表いたします。今後の展開にも注目したい大久保の新作をお見逃しなくぜひご高覧ください。
〈作家コメント〉
地元である青森の刺し子から得た着想を原点とし、糸を使った作品を制作しています。
私の作品は木枠の中に糸を等間隔に張り、層状に重ねた作品です。糸の重なりによって生まれる色の美しさを追求することで、糸を活用した造形に対する驚きや不思議さを感じてもらいたいと考えています。
>> 大久保智子 略歴
〈前回の展覧会〉
humanité bis
大久保智子展 OKUBO Satoko
「糸と色」
2024.5.7(火)‐5.11(土)
〈画廊からの発言 新世代への視点2026〉
本展は、銀座・京橋を中心とした8画廊の共同開催によるもので、各画廊が推薦する40歳以下の新鋭作家の個展を同時期に行う企画です。1993年に始まり、今回で27回目を迎えます。参加画廊、作家情報、イベントの詳細はウェブサイトをご覧ください。
主催:東京現代美術画廊会議
【トークイベント】
出品作家の作品紹介とともに、現在の日本美術界の動向をお話いただきます。
登壇者:大島徹也(多摩美術大学芸術学部教授、多摩美術大学美術館館長、美術評論家)、出品作家
日時:2026年7月25日(土) 17:00-18:30
会場:ギャラリーQ(東京都中央区銀座1-14-12 楠本第17ビル3F)
参加無料、予約不要
【スタンプラリー】
8画廊全てのスタンプを集めた方限定の特典
- 「新世代オーディエンス賞2026」 観客が選ぶアーティストの作品を1名様にプレゼント
- 「新世代への視点2026」期間中に購入された出品作品の代金を10%割引
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